真面目な母が40代で不倫三昧。私の母、異常。

地元を離れもう6年経つんだなーとしみじみ

 

今では都会の生活にどっぷり浸かり、
実家に帰りたいなんて思わない。


てか、そもそもホームシックになんてかかったことない。
だから 母に会いたいなーとか 母の作ったご飯が食べたいなーとか一度も思ったことがない。

 


正直、母の作るご飯より自分で作るご飯の方がおいしい。

 

 

で、
母の事を思い出した順に書くから文まとまってないけどごめんね。

読みにくいかも。

 

 


母に「高校を卒業したら家から出ていけ」と小さい頃からしつこく言われていた。
ホント呪文のように言われていた。

 

 

母の願いは一応ちゃんと叶えてあげた。

お金がなかったので大学進学は諦め、地元を離れ就職。

 

でも

ハタチのころ一身上の都合で仕事を辞め、一旦実家に戻った。


久々の実家で『少しはくつろげるかな?』と淡い期待をしたが、完全に邪魔者扱い。


母は何か気に食わないことがあると私を怒鳴なり、最後にいつもお決まりで「今すぐ出ていけ!」と言い放つ。

そのたび私は部屋に籠り、ベッドでふて寝。

 


出て行こうとも思ったが、行く場所がなかった。

(今思う…なんでもっと早くひとり暮らしを始めなかったのかと)

 

 

 


そんな感じの母だったけど、やはり恋はある程度人を優しくさせるのか?

母は父に内緒でSNSで知り合った男性達と遊びはじめた。

しかも一気に複数の男性と同時交際状態。

 

それまでの母は生真面目な専業主婦だったので、その変貌ぶりに驚いた。
おかげさまで怒鳴られたり八つ当たりされることは少なくなった。


家の駐車場に知らない車が停まっていたり、
母と若い男が楽しそうに歩いているのをたまたま目撃してしまったり、
自分家のリビングで知らない男が夕飯食べていたり…


しかも何故かその男に「おかえり!」とか言われたり。お前誰だよ。

 

 

夜、いつもちゃんと閉めている自分の部屋の扉がその日は半開きで、
その隙間から全裸の母と全裸の男の姿が見えた時は、怖い気持ちと悲しい気持ちと胸焼けが一気に来た。


すこし殺意さえ芽生えた…

 

なんか…自分の家なのに帰りづらい日々が続いて…。

 

 


父が家にいない時などは家に誰か男がいたりで…私はもっぱら部屋に籠っていた。

 

 

 


たいして趣味もなかったし、何か資格を取りたかったのでニチイで「医療事務講座」を受講しバイトから帰宅したら部屋に籠り、ひたすら勉強をして時間をつぶしていた。

おかげで試験には一発で合格できた。

 

40代なのに不倫相手が26歳の男の子だったり、30代前半の社長さんだったり、どっかのバツイチ男性だったりと、意外と母はやり手だった。
確かに、母は可愛い系の顔ではあったが、母である限り娘には不倫という不貞は隠せよと。

 

けど家で発言権がなかった私は反論なんてできなかった。


見境なく誰でも寝れる母が気持ち悪かった…。
下半身がだらしない人間が母親とか、ちょっとキツイ。

 

でもそんな母の遺伝子のおかげかホステスとして普通に働けた。
容姿でバカにされるのは少ない方で。

(たまにバカにする人もいるけどさ)

 

母は父にバレないよう不倫していたっぽいが、父もバカではないのできっと気づいていたと思う。もう乾いた夫婦だった。

 

母はそんな不倫三昧な日々をなぜか私には隠すことなく上機嫌ですべて話してきた。


確かに、近所のおばさんに話せば一気にご近所に広まり住みづらくなるし…体裁が悪いもんな。楽しい話を誰かに言いたいのは、人間の本能なのかもな…。

 

私は 物静かな子だったし口も堅く、そしてなんと言っても父とも仲が悪かったので母は『この子は絶対に旦那(父)には言わない』と思ったのだろう。

 


母は「今日は〇〇君と飲んできた」とか「○○君とラブホに行ってきた」とか聞きたくもない話を高校生みたいなテンションでずっと話していた。

 


女子高に通っていた私からすれば何も共感できなかった。友達もガリ勉な子ばかりだったため学生時代から恋バナなんて無縁だった。

 


母の浮ついた話をただただ聞き流すだけ。
聞き流しながらも感情と言うのはやはり嘘がつけないもので『気持ち悪りぃ…』とモヤモヤしていた。


正直 母の『女性』な部分なんて娘はみたくないのだ。気持ちが悪くて泣きそうだったよ、ホント。

 


昔から母の事は嫌いだったが尚更嫌いになった。

 

ただ、母に逆らえばすぐ「出ていけ!」と怒鳴られるので、同じ家に住んでいる限り おとなしく、且つある程度服従しようと決めていた。

 


日毎に不倫はエスカレートし居心地はどんどん悪くなっていったので、自分でどこか物件を借りて引っ越すまでは無駄口をたたかずやり過ごそう、お金がたまったらすぐ出ようと決めていた。


まあ、もうハタチを過ぎてるなら早く出ろよという感じだよね。ただ、まだ貯金がなかったからおとなしく母の言うことを聞かなきゃだった。

 

 


昼間のバイトが終わって家に帰るのも嫌なので水商売のバイトも始めた。
ひとり暮らしをする資金も貯めたかったからもある。


それには母も賛成だった。
だって私が家に居る時間が少なくなるし、いずれまた出ていくから。

 

私は家に居る間『邪魔な居候者』といて扱われていたが、ちゃんと毎月数万円 母に渡していた。それでももっと金を入れろとせびられたけど。
水商売をすれば私が家にお金を入れる額が増えるから母は喜んでいたよ。

 

 


母と顔を合わせる時間も少なくなり水商売の仕事はそれなりに楽しかったから言うことなしだった。
ただ一番嫌だったことは、母が不倫相手を連れて私の働いている店に遊びに来ること。
不倫相手はどこかの社長さんで羽振りはいいが…隣が母では接客し辛かった。

 

 

 

実はほんの数年前、その社長さんが東京出張の際私に連絡をくれた。
たぶんあの日、私はその社長さんに電話番号を書いた名刺を渡しており、ご丁寧にも携帯のアドレス帳に入れていてくれたのだろう。
人の縁てのは不思議だ。二度と会うことないと思っていたのに。

で、なぜか二人で秋葉原の駅前のカフェでお茶をした。


「大人になったね。お母さんに似てる。で…お母さんは元気?」と訊かれた。

やっぱり訊かれた。
素直に「実家には帰ってない」とボソっと答えたら案の定「なんで?」って聞き返された。
この社長さんは私と母は仲がいいと思っている。でも今、母親と仲が悪いと言えば話が長くなりそうだったので「飛行機代高いし、そんなお金あったら違うことに使う」とテキトーにあしらって、お茶終了。


また東京に来たときはお茶してねと言って社長さんはタクシーで消えていった。

 

 

話はずれたが


他にも、

どっかの髪盛ったキャバ嬢二人を引き連れて来店したどっかの爽やかな社長さんが私をいきなり指名した。
なんで私を知ってるんだろうか…?と不審に思ったがすぐ解決した。
彼は我が家の間取りを知っていた…。こいつも母の不倫相手。
なんかバカにされたような気がしてその人たちが帰った後、悔しくて更衣室で泣いた。
冷やかしに来たんだ。

 

でもその時の私に言ってやりたい。
「売上たったからいいじゃん。なんでもっとそいつにシャンパンだのワインだのねだらなかったんだよ」と。


今の私なら冷やかされているとわかった瞬間、ジワっとやり返すだろう。

 


そのころ家の中でも外でも素で生きることが出来なくなっていた。
感情は表現するものではなく心で押し殺すものになってた。

 

 

 


ついでに、母は片付けの苦手な人だった。
不倫はするし、片付けも苦手だわで、私からすればホント残念な女だった。


母のいない週末、キッチンの棚があまりもの散らかっていたので掃除していたら見かけない箱を数個見つけた。


妊娠検査薬だった。

 


なんか呆れて言葉も出ないし、「なんで検査薬…?」と考えることすら無意味に思えて。
掃除をしながら『早く家を出よう』と決意できた。
正直 家に毎月入れている金額は1ルームマンションの一月の家賃と変わらない。

というかもう少しいい部屋借りれる額だった。
もう母の気持ち悪いのろけ話も聞きたくなかった。

 

 

 


それから数か月後、実家から少し離れた場所でひとり暮らしを始められた。
なんでもっと早く独り暮らししなかったんだと自分を叱ったわ。

 

 


今はわけあって東京で独りのほほんと暮らしています。

 

あー。
書くの疲れたし思い出すのもしんどいから今日はこれくらいでいいや。

 


母親の事もあって浮気や不倫をしたことがある人は性格はどうあれ、どうしても苦手。

浮気や不倫をすれば誰かが悲しい気持ちになるんだよ?そこまでして私はトキメキたくはないなー…と。

 

 

何が言いたいかって、不倫とか浮気って当人は楽しいかもしれない。

けど
誰かが悲しい思いをしている事を忘れないでほしい…。