自分の選択肢に文句をつけるつもりもないし、選んだからには後付でいかに良くするかを考えなきゃなとは思う

(8/10の記事から読まないと内容が分からないと思われます)


クラブやサパーが苦手な理由が二つある。
あんな人口密度の高い室内に閉じ込められるのが苦手。酸素の奪い合いみたいな感じが嫌い。
もう一つは、知らない男性がお持ち帰りしようと無駄な努力を発揮してくる。

 


ただ、この頃いつも一緒にいた女の子がクラブ好きだったから まぁいっかって感覚で行ってた。

 

R君と会う予定だったけど、バッサリ断り、その子と六本木にくりだした。

 

年末ってのもあってクラブはかなり混んでた。
2人でいるとだいたい男性がお酒をおごってくれたので、財布を出すことなくクラブで遊んでた。

 


お酒持ったまま2人でフロアをふらふらしていたら変な男性に絡まれ、おもっきし体を触られた。殴ろうかな?と思ったら一人の男性が止めにきた。
その変な男性の連れ。
うちら2人にしきりに「ごめんね、ごめんね」と謝ってた。
この時友達はこの止めに来た男性が誰か気付いたらしいが、私は普段そんなにテレビを見ないので誰か分からなかった…。

 

止めに来てくれた男性はお詫びにと
「あっちのVIPのところで飲んでるからお酒飲んで行って下さい」とうちら2人を誘ってくれた。

 

 

 


その彼(以下「Kさん」)ポケットからケータイを出し、私の連絡先を聞いてきた。
基本「ごめんね」と「ありがとう」と言える人間は好きなので、あまり疑うことなく、彼に連絡先を教えた。

 

この後時間ある?って訊かれたけど、翌日から数日関西の姉の家に行くことになっていたのでお断りした。

 

 

 

で、
ふと周りを見たら女子だらけになってて驚いた…。なんでこんなに女の子がいるのだろうか…?
VIPルームの人口密度が上がったので、彼が見ていない間にシレっとVIPを抜けて友達と帰った。

 

 


姉の家に着いてくつろいでいたらKさんからメールが来てた
東京に戻ってきたら一緒にご飯いかない?とお誘いのメール。
私の中で彼の印象は良かったので、普通にいいよと返信した。

 

年明け、都内に帰ってきて、
待ち合わせ場所に行ったらKさんがすでに待っててくれたんだが、マスクと眼鏡をしてて…。この時、風邪か…花粉症なのかな?って素直に思ってた。
本当はただの変装だったんだ。

 

個室のあるご飯屋さんに連れて行ってもらった。
さすがにご飯中はマスクも眼鏡も取っていたが、個室を出た瞬間、眼鏡とマスクをする…。

 


彼は私の職業や趣味や今までの恋愛について聞いてきたが彼自身の事は語ってこなかった。

 


駅まで送ってもらって帰宅した。
その日からKさんとちょこちょこ連絡とるようになってた。

 

 


自分からR君(IT社長)に連絡をしなくなってからはR君の方からよく連絡が来るようになっていたが、
そっけない返信しかしてなかった。

 

 

で、
久しぶりにR君の家に行った。
このころまだ4GもWi-Fiもない時だったため42階のR君の家は電話してても途中電波が途切れたりして通話しにくい環境だった。


夜中の2時ころにKさんから電話がかかってきて普通に出た。「今仕事終わって帰るとこ」ってゆーなんでもない他愛もない電話。
だが、電波が途切れ途切れなのに気付いたのか「○○(←私の名前)ちゃん、今どこいるの?」って不安そうに訊いて来た。
普通に「家」とだけ答えたら、今度は「今なにしてるの…?」って…。
彼、勘がいい。

 

R君もR君で私が男と電話していることに気付いたのだろう。吸っていたタバコを消してわざわざ私の横に来た。
私が男と電話しているのが気に食わないのか電話が終わった瞬間「その男と付き合ってんの?」って怖い顔で聞いてきた
なんでいちいちそんな事聞くのだろうか…?この前告白して、返事を濁したのはR君自身だろ…と思い
「私のこと振ったじゃん」って言い返したら「振ってない」って言われた。

 

 

だから男は嫌なんだ…濁しといて…他の男の影が出てきたら引き戻そうとする…。そこから30分くらい二人で結果の見えない話し合いをした。
話し合いと言うかR君からの尋問にただ答えただけだけど。

R君「付き合ってるの?」
私「いいえ」
R君「その男と寝たの?」
私「いいえ」
R君「毎日連絡してんの?」
私「2~3日に一度」

一問一答みたいなやりとり。

なんだこのプチ修羅場。

 


翌朝いつものようにR君と2人でタクシーに乗って、R君は会社、私は自宅に向かっている途中、R君に
「もうあの男と連絡とらないで」と言われ、ついでに「六本木に行っちゃダメよ」とまで言われた…。

それから本当にKさんと連絡を取らなかった。

基本面倒臭い事を回避したい。こそこそ連絡してまで遊びたくない。

 

 

 

 

この頃、父は職を転々として母は相変わらず不倫三昧だったようで。
お気に入りの26歳の男の子に彼女が出来たらしく、落ち込んだのか私にわざわざ連絡してきた。迷惑だ。

 

母は「仕事」と「プライベート」の境目が分からないのだろう。
父のセールスしていた物を、私の幼稚園の頃の友達(近所の公文式通ってた子)の親に売ろうと電話を掛けたらしい。
おかげさまで、それ以来その子から連絡はない。

 

母からの電話も相変わらずで、何か言い返すとすぐ「だって私は病気だからしょうがない」と病気だから私は悪くないし、電話くらい我慢しろ的な事を言ってくる…。
お前のせいで病気になったのは私だ…。

 

 

 

 

六本木に行くことを禁じられてから、R君と数回逢った後なぜか突如連絡が途絶えた。
逢いに行こうと思えば逢いにいけたが、別に付き合っている訳でもないので家にはいかなかった。
彼女ができたから敢えて音信不通にしているのなら私の連絡も訪問も迷惑だろうと思った。

 

R君から半年以上連絡がなかった。

 

そこからKさんとたまにご飯に行くようになった…。

 

 

 

 


東京に来て楽しい事も面倒臭い事も色々あって。
別に自分の選択肢に文句をつけるつもりもないし、選んだからには後付でいかに良くするかを考えなきゃなとは思う。
ただそれが最善の方法だったのかは未だに分からない…。